16人目 高松 洋子さん:株式会社ワイビート
会社名:株式会社ワイビート
URL:http://ameblo.jp/ybeat/
公開日:2010年03月05日
今回の旅は株式会社ワイビートの高松洋子さんです!
今日はお時間ありがとうございます。
早速ですが、29歳の時は何をされていましたか?
29歳の時はデーターベースのエンジニアで仕事をしていた時ですね。
オラクルという会社の製品のサポートをやっていました。
当時は何も考えず、ノホホンと毎日一生懸命仕事してましたね。
ぼんやりとモヤモヤっと起業したいなぁ。位の気持ちはありましたけど、基本的には平和に。何事も無く。
29歳から30歳に切り替わる瞬間、誕生日、覚えてますか?
覚えてますよー
でもここは痛い話で、インタビューに載せれないので、カットで(笑)
では、20代を振り返って分岐点となるような経験はありましたか?
いっぱいあるね。まず、20代になったときは学生だったんですけども、夏休みの旅行でタイとかカンボジアを周ったんです。これがめちゃくちゃエキサイティングで、内戦が終わった直後でまだ国がガッツリ荒れてるわけですよ。その辺を歩いてるだけで、ちょっと撃ってみない?みたいな。キリング・フィールドっていう観光地があるんですけど、もともとポルポトの人が、穴を掘って自分の国民を気に入らないからって殺しちゃうんです。そんなところが観光地になってて、みんなニコニコしながら案内してくれるわけ。
触ると人の油みたいなのが他の地面と違ってじわっとしてたり、骨のかけらとかがそこらじゅうにあるんです。頭蓋骨だけを集めたお部屋もあって、部屋の片隅にかなり無造作に積み上げてあって、それを超ニコニコで案内してくれるんですよ。頭蓋骨、持って行く?みたいな。
凄いノリですね。
すごいでしょ?私はドッキンドッキンしながら見てるんですけど、現地の人は「イェーイ!頭がい骨!ハハー!」みたいなノリだったんです。
それが20代の最初。カルチャーショックでした。
日本に帰ってきてそのことで行動が変わったとかはありましたか?
明確に自覚はしてないんですけど、そのあとに影響してると思うんです。色んな事が。
片方では「人の命が。」とか言っていて、片方では「ハッハッ!頭蓋骨~!」とか言っていて。
それはカルチャーショックですよね。
そうだよー。日本人だったら骨は大事にしますよね。
さらに現地には子供が沢山いて子供だらけなの。動物みたいでさ。裸の子とかが走ってて。手とか足の無い子とかもいて、気にせず走りまわってるんです。全く気にしない。
日本だったら、例えば、事故で足がなくなりました。っていったら、悲痛な顔で僕は人生どうしたらいんだろう?みたいな感じになって、お父さんお母さんが、「気にしなくていいよ。強く生きればいいよ。」みたいな。感動物語になるんだけど。
カンボジアでは別にノーマルみたいな。
ええ。なに?足、飛んじゃったんだけど。っていう軽いノリで。
そのあとベトナムに行ったりラオスに行って、歩いていったりロバに乗ったり、船乗ったりして面白いんだけど、一番衝撃だったのはやっぱりカンボジアだよね。
失敗・痛手だったなぁというような経験はありますか?
失敗したのはいっぱいあるんだけど、あとになったら失敗じゃなくて経験値になってるかな。失敗したのが痛手だったと思っても結局それが別に痛手じゃないってことにいつの日か気がつくっていうか。そういう気がするんだけど。
そういう風に切り替えれるようになったのはいつ頃なんですか?
今リアルタイムで経験してる痛いようなことって、やっぱり失敗だと思うんだけど、後何年かしたらそれも経験だったんだって思うんじゃないかな。
失敗をした後で色んな経験が何年か積み重なるじゃないですか。
そうすると、振り返ったときにその失敗に対して納得するわけです。
そうしたら失敗は痛手じゃなくて、「あ、そうだったんだ」みたいに変わる。
それはいつ起こるかっていうのは予測はできないんだけれど。
20代の時には独立する意思はなかったみたいですけど、当時の思ってた夢だったり目標的なものは?
20代のころは明確にはないんだよね。
もっと豊かになりたいとか。
結婚して子供を産んで家庭に入って幸せになりたいとか。そんなもんですよ。
金持ちの人と結婚して。っていうのはありましたけど(笑)
夢や目標が無かったにもかかわらず何故、起業しようと?
ちょうど私が卒業したのが2000年で、ウルトラ超氷河期みたいな。
同級生とかも半分くらいしか就職できなくて、就職できたとしても派遣だったりアルバイトたったり塾の臨時の講師だったり。
そんな中で私は、ある会社に派遣のプログラマーとして入ったんです。
まったくプログラムとかわかんなくて、席だけ温めておけ!勝手に勉強しろー!みたいな。すごく給料安くて、ここから先どうなるんだろう?
せっかく色々勉強したのに何の役にもたってない。
そういう人が周りに沢山いたんです。
もっと何かできないのかな?っていうのは、ぼんやりと思っていて、スタートの時点では、あまり差がなかったんだけど、何年か経っていくと派遣の人は派遣のまま。
でも一緒にやってた正社員の子は休みがとれたり、給料が上がって、休みが取れたり、結婚できたり、子供が持てたり。
この差が、同じ仕事してるはずなのに。っていう苦しみとかストレス。
同じような想いをしている仲間が沢山いた。
何とかならないかな?
って、いろいろ本を読んで、色んな人に話を聞いたり。当時の社長に話を聞いたりとかもしました。色々と聞いていると、経営をしている人とエンジニアの間にギャップを感じたんです。このギャップがうまく埋まらないと、今の状況変わらない。
じゃあ体験してみよう!って思って、経営者に。
そんなノリですか?
そんなノリですよ(笑)
やってみなきゃわかんないなって。
経営者が言ってる事と、エンジニアの自分達が言ってる事って180度の開きがあって、この違いって何なのかな?って。そういう風に思った。
それを思ったのは27、28歳くらい。
やたら本読んだりとか、オフ会をやってみたり、経営者の集まりに顔だしてみたり。
エンジニアをやりながらやってました。
会社自体はいつ設立したんですか。
32歳のときです。
エンジニアとしてやりながら、経営者としての立場も両立させながら?
最初は自分で自分を派遣するしかないから。そうですね。
それでだんだんと一緒にやってみたいっていう仲間が集まってきて。
立ち上げるにあたって何か参考にされたことってありますか。
話を聞いてくれた経営者の言葉です。
「私もやってみたいって思うんですよね。」って言った時に、「体験しておけ!」って言った人がいたんです。「やってみたらいいじゃん」って。
そういうエンジニアと経営者のセンスの違いも、もの凄く感じました。
人にもよるけれども当時の派遣のエンジニアの中にはそんなこと言う人はほとんどいなかったですから。
エンジニアと経営者という立場。葛藤みたいなものはありましたか?
それはある。行動とか考え方が全然違ってくる。
当時は、いい仕事したり、いいプログラム作ったり、誰よりもはやくチューニングしたりとか。そういうことで報酬が決まるってストレートに思ってたんだけど、今は違うって思う。今でもそう思ってるエンジニアの人ってすごい多いと思うけど。
最近、坂本竜馬が流行ってますけど、私も本を読んだんです。
明治維新になって昨日までは刀をさして偉そうにしていた侍が、いきなり職業がなくなるし、刀もなくなっちゃうし、今まで剣術で飯をくっていた人が、全く何をしたらいいのかわからない。それで退職金もおうと思っても、殆どの藩が財政悪化で、退職金もらえないわけですよ。
手ぶらで放り出されるわけ。明治維新の中に。
そういう時にすごい似てる。今が。
当時は剣術。今だったら技術力。技術力や剣術で給料が決まる。
明治維新のあとに、俺は剣術得意だからこの給料で当然いただいて、仕事をしていくっていっても、実際その仕事がないんだから。剣術いらなくなっちゃったんだから。
それくらいのインパクトがあると思ってる。今の世の中は。
でも剣術をある程度極めてれば、普通の農民がよいしょ!ってやるより剣術使いが他の職業に就いて、上手くなるのは早いよね。そういう感じなんだと思う。
だから今の世の中でも、剣術道場って、自分の中の何かを鍛えるために、まだまだあるわけだし。
もともとエンジニアになろうっていう意識は学生の時から?
ないですね。自由気ままに生きてきたいなぁ。と。人生の最終目標を自由気ままに生きてみたいな。っておいてる人多いと思うんですけど。
私は最初から最後まで、自由気ままに生きていたいなって思ってました。
なのに、エンジニアの仕事で?
巻き込まれた(笑)
でも今振り返るといい経験だったと思いますか?
今はそう思う。でも渦中にいると時は全然そんなこと思ってなかった。
自分はもう被害者だって思ってたし。正社員になれないし、給料安いし、先は見えないしワーキングプアだよみたいな。世の中が悪いんだ!って。
ただ、それって普通だと思うんだよね。一生懸命頑張っても給料下がってく人っていっぱいいて、俺は被害者!って思ってる人は多いし、私も思ってた。
それが切り替わったのは経営者になってから?
そうだね。情報がたくさん手に入るっていうのが一番ですね。
経営の立場って色んな情報が入ってくるし、海外でこういう風になってるとかわかってくると、怨むより先に、何か切り替えよう!とか、違う作戦考えよう!とか、そういう風にシフトチェンジできる。
では、逆にうまくいったなって経験とかは?
シメシメ体験ですか?(笑)20代の頃はエンジニアだったから、売上がかかってるデーターベースが遅くて、どうしたらいい?みたいにみんな真っ青になってるところに、私がカッコよく飛び出して、ダーっと直して、1,2時間位で早さを一万倍とかにするんですよ。お客さんが「神様!」みたいに感謝してくれて、これは凄く気持ちいい。しかもそれでお金ドーン!とくれるでしょ(笑)
プログラムをやってたわけじゃないのに、よく覚えられましたよね。
拒否反応とか無かったんですか?
当時はあったんですよ。だからみんなよりはずっと時間かかってるんですよ。
2000年でスタートした当初はプログラムとかできないし、やってるのがエクセルの入力の仕事とか。それでめんどくさい作業を少し楽にするために、マクロっていうものがあるのを教えてもらって、それでVBAでマクロを組むようになったんです。とはいえ、たまにやってる程度。そういうのが2年3年続いてたんです。だから凄くゆるくて、のんびりしてました。全く野心のかけらもないよね。
ただ、月300時間残業するみたいな。めちゃくちゃ働かされてもいい。という風潮があったし、あの当時は大変だったよ。ホント。
なるべく早く帰って残業しないようにってこともできるわけないんですよ。
しかも残業になってる理由が会議とかくだらないんです。
ほんと人生無駄にしたっていう感じがしてて、そんなのが1年位続いてたらさ。
わけがわかんないうちに春夏秋冬終わっちゃうわけよ。ダメだこりゃ。って思うよね。
本当に体も心も壊して辞めてく人が続出してたし、自分だったらもっとうまくやれると思った。それも経営者になろうと思うきっかけの1歩だよね。
20代の時は特に夢はないってことでしたが、32歳の時に会社を立ち上げられて、そこからの目標・ビジョンとかはありますか?
マネージメントを勉強してみたり、実際に人を派遣してみたり、色んなプロジェクトとってみたりするんだけれども、うまくいかないんです。まず営業がうまくいかないし、仕事をきりもりするのがうまくいかないし、自分自身マネージメントしながら、プログラミングしたりシステム作るけど、今までだったらシステム作るとかに集中してればよかったんだけど、マネージメントとか書類とか入ってくると全然ダメでさ。
単純作業をするのが嫌で嫌で仕方なくて、雑務的なものはだめでしたね。
嫌だから除けとくと締め切り来ちゃったりとか。
それをやったから会社って凄いんだなって、逆に思えた。
当時から一人で?経理とかも?
どうしても難しいときは友達に頼んだりとかもしたけど、基本は自分でやります。そんなにお金ないんだもん。だって。それって悪循環でお金がないから人を雇えなくて、仕事の品質が下がる。仕事の品質が下がると、同じ時間をかけても、出てくるアウトプットがあんまりよくなくて、さらに営業する時間がないみたいな。
そこをどうやって改善されてきたんですか?
結論を言うとあんまりそこについては改善ができなかったんです。改善ができなかったので結局また他の会社に自分自身を派遣してみたりして、自分にはやっぱり経営者向いてないかなって思って、、、それが33歳。去年です。
社長あきらめようかなって?
そう。結局書類とか書けないようじゃ無理だよって思った。
エンジニアに戻りたいっていう気持ちは?
あるよ。ある!やぱり、作ってるとおもしろいし、自分のアイデアを一番実現できるのは自分じゃん。
経営者としては?
やるやる!IT業界って、今、何が一番コストがかかると思います?平均的に考えて。
営業費なんですよ。営業。営業ってすごく足をすり減らして使っても決まらないことが最近多いと思いません?
営業一生懸命やってもなかなか取れないから、ますます営業にお金を使う。タクシーが溢れちゃってるタクシー業界みたいな感じ。みんなそういうトレンドに入っちゃうとどんどん方向に入っちゃうわけ。
タクシーの数でシェアが決まっちゃいうんだったら、負けないためにタクシー出し続けるしかないじゃないですか。そういう状態に近い。IT業界の営業については。
その営業コストをうまく削減することができれば、まだまだやっていける会社はある。営業コストを削減するにはどうするか考えて、手を組んだら利益が出そうな会社の人を何人か呼んで、交流会とかやることにした。今もやってる。営業的にはこっちの方が絶対に楽。来てもらえるし、凄く少数でこの人とこの人が手を組んだら、絶対にこれは強いみたいなそういう人にこっちから一方的に声をかけて、飲み会やりますよ!とかパーティやりますよ!とか。
その時にこの会社と組んだら絶対強いですよみたいな話をしておいて来てもらう。
そうするとその場で話が進んだりとか、コラボが成立したり。
その場で決まるから営業コストかからないですよ。
その場の飲み代くらいで。これは結構喜ばれてるので、勧めたいなって思ってます。
なるほど。
単なるパーティだったら楽ですけど、具体的に案件とその会社の人物とかニーズとかを100%マッチさせる目的にある。ただそのパーティに来るだけで仕事が決まっちゃう。
そういうのも色々発案されて?
まず営業コスト削減。
もう一つは夢を実現させるというのがやりたくて。
夢があると凄くいいんですよ。
去年名刺を2000社くらいもらってるんですけど、儲かってる会社と儲かってない会社を全て比較しました。そして儲かってる会社の共通点がわかりました。
なんでしょう?
共通点あるんですよ。具体的に。
なんだろう。。。
儲かってる会社は営業してないんです。むこうから客さんが勝手にやってくる仕組みをどうにか作ってる。だから営業コストをいかに圧縮するかが、おそらく利益の分岐点になる。あともう一つ。儲かってる国と儲かってない国を比較してみました。
日本は儲かっていない国の筆頭ではあるんですけど、儲かってる国の共通点って何だと思います?
国ですか?
儲かってる国の教育と儲かっていない国の教育に絞ろうか。
絞ったらどうかな?
儲かってる国や人を見るのはすごくいい勉強になった。去年はそういうことをしてた。
色んな人に話をきいて。無鉄砲で無計画に話をきいてたんですけど、振り返ってみると、あ。ここに線が引ける。ここで分けれる。みたいなのがわかってきて。
教育ですよね。なんだろう。
一日位は考えて欲しいな(笑)
答えはいくつでもあるんですよ。グルーピングしてみると面白いと思う。
それに気づいたのは限定交流会をしてからなんですよ。
この人とこの人が組んだら絶対役にたつよっていうのを10社だけ集めて、限定交流会。
それで名刺を分離していくわけです。
そうすると共通点があるんです。
自分なりの答えが見つかると思う。私の答えを言っておくね。それは、儲かってる国の共通点は夢を持ってるかどうかだと思うんです。ベタベタだけどさ。
今の時代、検索が発達してるから夢をどうやったら実現するか。っていう方法はいくらでも検索すれば99%答えが出てくるのね。残り1%は自分で考えて。って感じなんだけど。ということは、何したいとか、こうなりたい!とか、夢さえ持っていれば、あとはやり方が出てくるんだから何でも叶っちゃうんですよ。今って。
儲かってる国の人はかなり夢も持ってます。だからこういうのがあったらいいんだけどみたいなものがあったらとにかく検索して、できるメンバー、できるお金を集め、何か動いてみたりとか工夫したりとかして実現しちゃうんです。その起点って夢なんです。
日本の人を見てるとまずそれがない。
だから出てくるサービスとかにもすごく違いがあるんです。
儲かってるところは、夢を吸い上げてそれを実現するための仕組みがあるんです。そういう装置すらもあるんです。彼らのところには。すごい違いじゃない?
そういう夢を抽出する仕組みを作って、それでビジネスモデルがどんどん出てくるような感じにして、それを束ねて交渉して、そういうサイクルを作れたらいいなってすごく思ってる。
まずその第1歩として朝の勉強会をして、そこでみんなに夢を上手く出してくれるような。できればそこのメンバーでそれを実現できるような第1歩を踏めるような会をやります。今お試しでやってて、たとえばOLさんが「こんなんだったらいいんだけど」みたいな話をはするでしょ。普通だったらOLさん同士だったら絶対実現しないんだけど、でもここには大工さんがいたりとか、プログラマーがいたりとか、料理人がいたりとかするんです。「こうだったらいいのに」って提案があったらこのテーブルのメンバーで実現しちゃうかもしれない。
普通だったらOLさんが「こんなんだったらいいのに」っていうのを実現しようと思ったら、お金を使ったりとか足を使ったりとか、とにかくコストがかかるんだけれども、そういう場を作ってそこに来てもらって、来てもらった人同士で解決できれば、ものすごいローコストで色んな夢が実現することになって、その夢が100のうち一つでもブレイクしてくれたらいいでしょ!
20代の頃は夢も希望も無かった。無かったからこそ今の行動や気持ちのきっかけになったのですか?
そうだね。こういう風にやりたいっていうビジョンがあって、それに向かって1からガッツリやってる人は本当に強いですよ。絶対太刀打ちできないと思う。
では今のビジョン、目標、夢はなんでしょう?
一番やりたいのは、夢を実現していく仕組みを作ること。
その中の一つとして一緒に組んだら良さそうな人を集める交流会をやってみたりとか、営業コストを削減するためのパーティをやってみたりとか。
20代の時に影響を受けた人とか本とかありますか?
めちゃくちゃいっぱいある。
20代の時に目指してた人とかそういう人はいないんです。
いないからこそ迷走していたというのはありますけど。
今はいるけど複数。いいとこ取りみたいな感じ。
影響を受けた本も沢山あって。。
最近は「竜馬がゆく」を読んで影響されたかな。
今このタイミングで読んで良かったって思う。
沈黙の艦隊っていう漫画は知ってますか?
一番最後の巻で「独立せよ!」って言うんです。
主人公が死んじゃうんですけど、それがすごく印象に残ってます。
例えは戦争に行って殺してこって言われても、その人が独立してたら引き金を引かないと思うんです。偉い人に言われたから、しょうがないから引き金を引くって言うんじゃなくて、その人が自立してればやらないと思うんです。
それが面白いなって思いました。
独立せよ!っていう言葉は自分の中にあるかな。
それは難しいことかもしれないけど、もし嫌な仕事を押しつけられたりした時に、独立してれば断れるんです。
断ることができればそれ以上その仕事ってないし、みんなが断っちゃえばいい。
誰かがやるからダメな状態が続く。
引き受けるってことはそのダメな状態が継続する裏の面が必ずある。
自分自身が、「しょうがない。」と言って、嫌々やってきた人間だったから。
だから余計にそう思います。
では、最後に若い人たち、ちょっと元気のない大人の人に向けてアドバイスがなにかあれば。
本性に従って生きたらいいです。
ありがとうございました!