15人目 望月まもるさん:有限会社アルファポスティングシステム

望月 まもるさん
会社名 有限会社アルファポスティングシステム
URL http://blog.livedoor.jp/postlove_mochi/
公開日 2010年03月01日

今回の旅は有限会社アルファポスティングシステムの望月まもるさんです!

29歳のときは何をしてましたか?

29歳のときって、ガンガン仕事を増やしてる時期だったねぇ。
それまで自分が属していた組織やクライアントから離れて、1から自分で仕事をとっていた時期でもあったんだな。

それまでのポスティングって(チラシを配る仕事)、アパートやマンション、団地等の集合住宅は、下のポスト(ドアポスト)に配布するのが主流で、俺もそうしてたんだけど・・・
28、9歳くらいの時に「こっちの方が反響上がるんじゃないか?」と思って一戸一戸のドアポストに投函していったんだよね(ちなみに現在は住居不法侵入に抵触する恐れがあるので推奨しません)。

その方が『家の中に入る確率』が高いでしょ?。当時は誰もそんなことやってないし、同業者は手間を食うし、能率悪いから嫌がるわけだ。本当は俺だって嫌だし、出来ればやりたくない(笑)

しかし・・・その方が『反響が絶対あがる!』って確信してたし、だからこそ『ドアポストへの配布』を売りに営業して、成果があがって、ぐんぐん仕事が増えていた時期・・・それが29歳位だったねぇ。

ガンガン攻めの時期だったんですね。

うん。調子に乗りまくりで嫌な奴だと思う(笑)
「ほらな。俺の言ったとおりだろ」っていう状態(笑)

そんな感じだったんですか。

特に当時の俺は簡単にそうなるよ!(笑)
それが若さかなぁなんて感じだったけど、調子に乗ると言動も荒くなり、よくない事が起こり・・。ってパターンを知るようになってさ。
「それが俺の特性だ。ヤバい(汗)」ということに気づいたから、アンテナが立ってね・・。で、ちゃんと気をつけるようになったの。
当時はイケイケだから解らなかった(笑)

でも・・・イケイケながらも、ちゃんと堅く行く部分があってね。
それが『配布の質・クオリティ』だったの。当時は俺が現場を直接見てたので、ココはすごく気をつけてたしコダわってた。まぁなんせ仕事がどんどん増えていくから、高いクオリティをしっかり維持する為に、スタッフをある程度教育する必要もあって…。

だから安請け合いは絶対せず、事情をキチンとお話しして、お客さんに待ってもらってたんだ。ありがたいよねぇ。
で、その時、確信したのは「他にないもの。ウチにしかないもの。」を作り上げれば、人はちゃんと待ってくれるなって。そして『誰もが嫌がるような作業の中に、実は本質が潜んでいるな』って。それを学んだのが29歳位の時でした。
イケイケながらも実地で導かれたんです(笑)

調子に乗りつつもそういう事を学んでこられたんですね。

それが学べちゃってるから・・・また、調子にのっちゃうんだ(笑)
「俺ってこの若さでこんな事解っちゃったんだ!?スゴくね?。」みたいな感じでさ(笑)。
な?嫌な奴だろぉ?(笑)。そこには全く謙虚さがないわけ。
でも先ほど話したように、今では『それが俺の特性だからヤバイなっ』て、自覚してからは、ちゃんと自重してます。『出来てるか?』は微妙だけど(笑)。

では30歳を迎える誕生日の思い出ってありますか?

コレが全くないの。記憶にないんだよ。
だけどコレは30歳に限らず・・「アニバーサリーだから●●」みたいな感覚が、
元々俺には無いんだよねぇ。誕生日だったからどうだとか・・・。
さすがに結婚した日位は覚えてるけど、『記念日』『節目の日』として、「では襟を正して…」みたいな記憶は一切無いんだな。

でも、ただ覚えているのは…
30歳になったときに「おっさんになっちゃったよ」みたいな事くらいは思ったかな?

で、もう1つは鮮烈だったんだけど…。
当時世話になってた社長さん(42、3歳位だったかなぁ)が居たんだが、
彼の言葉で強烈に印象深く残ってることがあってねぇ。「望月よぉ?。20歳から30歳までって早かっただろ?・・・あのな?30歳から40歳はその倍早いぞ。」って。衝撃だったね。
マジで嫌だなぁって思ったね(笑)
で・・・俺いま45歳なんだけど、コレね・・・本当だったよ(笑)
30歳から40歳って、これまた記憶があまりないくらい超早い。
40歳から50歳はさらに早いって事だろ?。もうすぐ死んじゃうなーって思う(笑)

そんなに早いんですか?

早いよぉ?。ボケボケしてっと、
「あ。」っと言う間に白髪だらけかハゲ頭だぞ?(笑)
で、『自分なりに』だが、そのロジックが解ったんだよ。
例えば、10歳の子にとっての1年は、自分の生きて来た人生の10分の1なんだよね。
でも40歳の人からすると、1年は人生の40分の1でしょ?。
これは『40歳の人は10歳の子の4倍のスピードで時を過ごしてる』って事なんだよね。
つまり10歳の子の1年が、40歳の人にすると3ヶ月。
10歳の子の1年は40歳の人の4年分に相当するって公式なんだよ。
そりゃ早いわ!

うわぁ、やだなぁ~

それを嫌だなと思うのか、だからこそ「じゃあ何しようかな?」と思うか。ってところが、30歳前に考えなきゃいけないところじゃないかな?いきなり変わるけど(笑)
俺はやりたい事だらけなので、今さら『何しようかな?』というより、
『やりたい事をこんなにやってるんだけれども・・・まだあんなに残ってる!』みたいな感じなんだよね。
だからかもしれないけど、29,30の時と今とは『欲の質や方向性』が変化してる。
欲しいものだって、昔と今とじゃ全然種類も質も違う。
『おっさんになったから』だけではなく(笑)
で・・・欲しい物は1個手に入れると満足するんだけど、
『やりたい事』っていうのは1個やってしまうと次が見えるんだよね。
「ああ。もっと先を見たいぞ」って感じでさぁ・・・次も欲しくなる。
だから皆さんも『ゴール』を目指したり、到着する事を目的とする事を諦めていただいて・・・(笑)
いっその事「ゴールと思ってた所が、また何かのスタート地点になって、またゴールを目指して…」という繰り返し(つまりエンドレス)で行けば、『結果的に面白い人生になるんじゃないか?』って感じで臨まれたらいかがかな?と思うんです。ずっとワクワク出来るしね。

意気込みみたいなものとかはあったんですか?

意気込み以前の話なんだけど・・・20代後半というより、
19歳~20歳くらいのときの事はよく覚えてる。
ウチは若い頃から親がいなかったとか貧乏だったからっていうのもあるけどね。
18歳、19歳くらいで運送屋で働いてる時にさぁ、「明日、風邪ひいて休んじゃうと給料なくなる。ってことは寝込んじゃったら給料入らないから、このアパート出て行かなくちゃいけないんだな。」って、すごく当たり前のことを骨の髄から感じたんだよね。
で、「こりゃまずい。どうしよう」と。
それで「起業だっ」って21、2歳位から始めるんだけど、
その時は単なる勢い・・・ノリだけだよね(笑)
当時は「生きるって事はチャリンコに乗ってるようなもんだから、ペダルを止めたら転ぶな」って、それこそ強迫観念のように思っててねぇ。
周りを見渡す余裕なんて無いから、『チャリンコ乗ってこぎ続けてたら、景色が変わるんだよなぁ』とか、そんな前向きで夢のある事は全く思えないし(笑)
だから葛藤と、勢いでひたすらこぎ続け、進んでた。って感じだったなぁ。
でもそれが『生きる』って事だと今でも思ってるし、そういう意味では真理を学ばせてもらったなと思えるんだ。

意気込みは『生きるために必死』の次なのかもね。

起業された理由は?

お金を稼ぎたかった。しかも生半可な金じゃなく。
まともじゃない家庭って世の中いっぱいあるじゃない?。
自分にもその自覚があって、しかも周りに頼れる人も甘えれる人もいないから、
「自分でどうにかしていきてえな」って。
それには『雇われ』じゃなく『起業』だったんだよね。

起業したときどういう仕事からはじめられたんですか?

赤帽みたいな仕事(軽自動車で荷物を運ぶなど)からスタートしたんだけど、
早く言えば『引っかかった』(笑)
当時『軽自動車の営業ナンバーあっせん』みたいな組織に面接に行って、
ローン組んで車買って・・・の後で、あるはずの仕事が無いんだよね(汗)
「稼げる」って聞いたのに「おいおい」って気分で。
最初なんか2泊3日で多摩地区全域まわって、それで8000円、7000円だったかな?でも・・他に仕事が無いから黙ってやるしか無い。軽自動車なのに2泊3日も走り回って、売上もガソリン代で全部消えるわけ。『軽自動車』のくせに(笑)。これが『バブル』の時だから驚きだ(笑)。でもそういう仕事とかを、文句言わずコナしてるうちに、頑張りが認められるときが来てね。
ある日宅配便の会社に配属され、そこから俺のバブルが、ようやく始まるの。配達の単価が結構よくて、なんと22歳位のくせに1ヶ月で150万くらい稼げたんだ。若くて動きが良いので、ガンガン依頼もやってくる。この時並行して、ポスティングやダイレクトメールの仕事が入ってくるようになって…それが『今』に繋がってるんだよね。でも当時のモチベーションは『金と勢い、ノリ』です(笑)

ノリだったんですか?

うん。ノリ(笑)。土日祭日はノリでポスティングやDMやってた。面白かったってのもあるけど、当時バンド組んでた関係で大勢『バイト』も引っ張れて・・・何とか作業もこなせちゃってたんだよね。
で、転機が訪れたんだよ。
体力的、時間的、お金の事情など色々な見地から、宅配便とポスティングって両立が、ある時難しくなってきてね。で、丁度迷ってた時に、当時の会社に出入りして『ポスティングやダイレクトメールとかの仕事を請けてたおじさん』が「俺の下で働かないか?」って声を掛けて来たんだ。しかも『営業は俺がするから、望月君は配布してくれるだけで良い』って言うわけ。うーーん。それはある意味楽じゃん?と(笑)。で、この時も『ノリ』で「じゃあやってみっか」って(笑)

それで本格的に?。長くやって来た中、途中で他の業界に行こうとかはなかったんですか?

しょっちゅう、辞めたいって思ったよ。
儲からないし、嫌なことも山ほどあったからね。
俺がやり始めた頃は中間に代理店がいっぱい入ってたから、末端(現場)に入ってくる金額なんて微々たるものだったわけ。さらに世間は『チラシ配りの外注』っていう扱いなんだよ。マイノリティ意識が強かったから、しよっちゅう「こんな仕事やってていいのかな?」って思ったりした。
だけど・・・経営者なら解るだろうけど『スタッフがいるから』とか、『家賃払わきゃ』とか言う都合・理由で辞めるに辞められなくなっちゃった(苦笑)。

でもね・・・ある時、真面目に配っているのに「おい!配られていないぞ!」って言いがかりをつけてくるお客さんがいて、お金をもらえなかったんだよ。ヒドい奴は「反響が悪いから払えない」とかさ。ま、コレは今から思うと、元々そいつの地元での評判が悪かったり、ゴミみたいなチラシだったり。と、原因は考えられるんだが、当時の俺には知る由も無いしねぇ。間に入ってるおっさんも代理店も、クライアントの言いなり。そんな事が何度かあった。

で、若さの素晴らしいところは『じゃあわかった。半分捨ててやらぁ!』みたいな気分にすぐなってしまうことで(笑)。ヤケになってるので、半分捨てたり、まるで配らなかったりヒドいもんだったねぇ。相手が相手だからまともにやるのもバカバカしくなって「お金貰えたらラッキー!」くらいのつもりで。でもね・・・ハッと気づくんだよね。

そんな言いがかりをつけられるっていうのは、そういう仕事、組織、精度、業界の位置づけ・・・そういう俺自身だから、マズいんだな。って。
つけ込まれる。って事は、俺にそういう部分がある。って事だから、まずそれを変えていこうって思ったんだよね。

何歳くらいのときにそう思ったんですか?

27,8くらいかなぁ。
だから当時関わってた人たちとは離れ、自分で1から仕事を取って『自分しか出来ない表現』をポスティングでやってみたい、みよう!って思ったんだよね。
で、冒頭の時代に突入したんだよ。「配ってる。配ってない」という小さい話ではなく『結果を出せるポスティング』ってカッコ良いよなぁって。
売り上げ増大・拡大が総てではなく、やっぱ『中身が大事だよね』みたいな。
とか言いながら『売上拡大』をモチベーションにイケイケになってしまうんだが(笑)

でもね・・
ガンガン仕事を増やしていく中で、30歳になってからまた迷うわけよ(笑)
俺本当にこれでいいのかなぁ、俺、何やりたいんだ?何やってないんだ?って。

今、29歳の人には、30歳になっても、もっと迷うよ。と、まず言いたい(笑)。
でもそれは・・・単に迷子になってるだけではなく、人生の指針であったり骨格であったりの『確信を求めて迷ってるんだよ』って事を捧げたい。迷い方の意味が違うんだよね。

20代の迷いっていうのは『何をやったらいいか解らない』から、とにかく『あてずっぽうに行っちゃえっ!!』って感じだよね?。見えてようが見えてまいが『若さ』がカバーしてくれる。
でも30代の迷いっていうのは、少し確信めいたものが背景にある迷いなんだよね。『俺・・・この枠(路線、方向)だな?』っていうこと位は、何となく気づいてる。
だからその中で『どこをどう歩んでいけばいいのか?』とか、『何が足りてないのか?』を真剣に考え悶えるんだよねぇ。
自分に対してマジだから生まれてくる『悶え』なんだな。

俺は当時『モノ売り』の経験がないまま、集客の仕事をしてるのがとても後ろめたくてね。だから・・というか、32,3位から『販売』の仕事も手掛けるんだけど、それだって『悶えたからこそ得た機会』だったと思うんだよね。で・・この時の経験は本当に大きく、今でも通用するし、現在の『企画・販売の基本』になってたりもするんだよ。やっぱ悶えから生まれた学びや体験は大きい。

そういう意味では、迷えども『アンテナを立てて動けば見つかる』『動くべき時は動く』っていう事だと思うし、逆に動かないと・・・どんどん動けなくなっていくとも思うんだ。
30代で良くありがちなのが、ネットサーフィンや本を読んだり・・ってだけで『もう学んだ気になってる』という事。でも実はそれが『不安』を増長したり、確信を得れない原因になってる可能性は否めないと思うの。
本来30代って、もっと体験をしなきゃいけないのでは?と感じるんだよね。肌で感じなきゃ確信なんて出てこないんじゃないかな?。見てない事、やってない事を自信持って言えないでしょ?。
学ぶというのは、知識の引き出しの裏側に、
体験だとか心だと感情っていうのが備わってるからこそ、初めて学びになるし、
それが絶対『知恵』になるはず。だから・・・やっぱ『まず表に出なよ!』って思うなぁ。

まず言っておきますが・・・俺は『素晴らしい経営者』じゃないっす(笑)。長年やって来てよーーく解ったからこそ、現在1人身になったし(笑)。
でも地域集客の世界にどっぷり浸かり、それなりのスキルや経験があるから、
誰かの商売を良くしていく、集客は出来るし、楽しいんだ。
で、現在『ご商売をされてる方たち』が、この先どうするか?という事を語らせてもらうと・・・今後は『新たな取り組み』をやり続けなければ、生き残れない時代と思えるのです。
この先は、旧態依然、今まで通りの事しかやってないお店、会社の販売って落ちていく時代なの。だから『今まで以上』に集客や販売について考え、実践を続けていかない限り、『これまでの売上』を維持する事すら難しいんだよね。業種によってはマーケットの縮小が起こってるし。
だけど逆を返せば、すーーーんごく良い時代でもあるの。諦めず頑張ってる人は残る時代なんです。その代わり『誠実』『真摯』に、どんどん工夫をし続けなければならないけどね。

お客さんにすると、烏合の衆(旧態依然として変わらない人たち)と、一部のプロ(新しい切り口や提案を持ちプレゼンをする人)みたいな見え方になってる中で、マーケットが縮小すると、一部のプロがシェアを高めていくのは至極当然なんだよね。

烏合の衆は『昔から同じ事言ってる』ので、魅力的に見えないもんね。
考え方や提案も古いし革新的じゃない。そうなるとやっぱ、きちんと提案してくれる『消費者目線のプロ』から買いたいでしょ?。

で、これは・・・情報社会だからこそ伝わり方も凄く早くなるんだな。

たとえば、俺のクライアントに『注文建築の工務店』があるんだけど、「こんなご時世」と云われてる中、しっかり販売を伸ばしてるんだよ。それは何故か?というと、努力のアレンジ。

アレンジするってのは高めていくってことでしょ?。
努力して出て来たものを、更にアレンジして、また努力して・・を繰り返すと、かなり精度が高く結果もついてくる。単なるルーチンワークだけではなく、ちゃんと工夫をしてったり、具体的には『逢ってから成約までの仕組み』を見直したり、また『見込み客に逢うまでの機会を、どう増やすか?』なんて事を真剣に考え、実践を繰り返してるんだよね。
もちろん『プロ』として、しっかり発信もしてるし。

どんな会社、お店も本来集客、成約における『修正・改良すべき点』って、山ほどあるはずだけど…今「売上が悪い!」とか言ってる会社って、こういう『実践→検証→是正→工夫→実践・・・』が出来てないんだよね。旧態依然としててさぁ・・・。

『契約一本とることが目標』で、その前(見込み客を育てる、出会うための工夫をする)と、成約後(顧客化する。ファン化する)が「なおざり」になっちゃってるから結果的に成約も落ちるんだよね。集客は『流れ』なんだよ。『部分』じゃぁないんだよな。だって長年その土地で商売するんなら『部分』じゃ・・ダメでしょ?(笑)。ちなみに件の工務店は『無理な営業行為』は一切してないよ。

だと・・契約を取る事しか目先にないから成長しないんですかね?

売上が悪い→『何かのせい』『誰かのせい』っていう気質が、まだまだあるってぇのも一因だと思うの。社員が契約取れないからクビ。とかさ。
そもそも先ほどの話では『マーケットの縮小』が起こってる中、自社の売上目標の修正が出来なかったり、経営バランスを取れないのは、もはや『経営陣のせい』だったりすんのよ。

例えば先の工務店で話すと、日本全体の2009年、注文住宅着工棟数は前年比『-28%』だったの。これは100棟受注出来てた会社が、『今まで通りのこと』をやっても『72棟』しか売れなくなってる。って事なんだな。
で・・・コレの元凶が『目の前の物を狩る営業スタイル』だよ。まあそれも大事なんだけど、商売は刈るスキルだけでなく、『育てるスキル』が無いんだよね。

見込み客を育て上げるスキル。とか、既存客にリピートしてもらい、ファンになってもらうスキル。とかの『育むスキル』。昔みたいにお客さんがいるうちは、どの業種もマーケットが右肩上がりだったから、どちらかと言うと『狩猟のスキル』が全盛だったし好まれた。

でもさぁ、今となっては『昭和の感性』でねぇ?(笑)。
売れないからと言って、更にノルマ与えたり、体育会系のノリで・・とか、俺も大嫌い(笑)。

それより現在必要なのは『狩猟のスキル』だけではなく、『農業のスキル』なんだ。魚も獲っても全部食べるんじゃなく、一部は放流して、養殖するっていう感じ。山菜も全部獲りつくしたら翌年以降はニ度と生えてこないんだからねぇ。

ってことも『30代の迷い』があったから、たどり着けた。迷いLOVEですよ(笑)。おそらく皆さんは30代で『自分のお役目』とまでは言わないけども…少なくとも『俺がなんのために生きてんのか?』『私が何のために生まれたのか?』みたいな事の意味に、少しは気づくと思うんだよね。もちろん今すでに気づいてる人や、早く気づいてる人もいるだろうけど。

こうやって振り返ってみれば、俺の30代前半はある意味、視野が狭いことが引き起こす迷いでもあったかなぁ。市場を見ずに『自分の会社内だけ見てああだこうだ』と思うタイプ。当時は「ポスティングが強者であり、全てだ」と信じてたけど、今は『数ある広告手法の一部だな』って思うし。そういう意味では井の中の蛙だったよね。っていう時代が、これからあなたにも来ます(笑)。

当時はポスティングが全てだと思っていた?

うん、本気で最強だと思ってた。だけど違うんだよね、ポスティングにもいい部分と悪い部分があって使い方があるんだよ。いわば『道具箱の中にある道具』でしかないんだ。

道具ってのは『使い方』を知らないと使えないでしょ?。自分で使い方をちゃんと熟知して、想定して使っていくっていうことが必要なわけ。

でも・・商売されてる方たちを見渡した時、例えばかつて俺にクレームをつけ、お金を支払わなかった人たちも『道具の使い方を知らなかったんだなぁ』って。
だから現在は、そういったことも含め伝えているんです。

今回のママチャリインタビュー企画なんですが、少しでも多くの人に元気を与えれるような企画になれば・・・と思っているのですが、何かアドバイスあれば。

元気というのは、自分で元の気に戻るということなんですね。
元々持っている『自分の生きようと思う生き方』。
正しいと思ってる事。それは誰がなんと言おうと正しいんだよね。
世の中の正解が自分に置いても正解である確証・保証なんて無いんだよなぁ。
ましてや自分しか解らないんだからさ。
だから・・自分を裏切らないようにしようぜ?って思うんだ。
世間がどう思うか?なんて事はさておき、
まずは自分が夢中になれる事を積み重ね、一瞬一瞬を一生懸命やってみようよって。
現在45の俺が夢中だし一生懸命だし、まだまだいっぱいやりたい事あるんだから
ガンガン行こうぜっ。って思うなぁ。
で・・・それは正直言うとそんなに美しくないよ?。
だって…俺は白鳥みたいに優雅じゃないぞ!(笑)。
良い年こいてるが、水面下どころか見えるようにバタバタしてるぞっ!(笑)。
でもね・・・俺はそれが楽しく生きることじゃないんですか?って思うんです。

思ってることをやれっていう人は多いです。

うん。でも『軸』は大事だよね。
『目盛』とか『価値観』とか色んな言い方もあるが・・・
自分の軸を自らが理解できてれば修正は可能じゃない?。
違和感も感知しやすいし、自分らしくないなぁ。なんて事もすぐ気づける。

で、軸があるからこそヴィジョンも創造できるワケで。
思ってること、やりたい事をやる。これは良いんだけど、ヴィジョンが『自分のこと』だけじゃ悲しいし、あまりにも狭域だよね?。

しかし思ってること→やりたい事→ヴィジョンがあって、しかもそれが世の為、人の為になって、環境の為になって、もちろん自分の会社の利益創造もできて、・・・という事であった場合喜んで応援したいよね(今もしてるけど)。
それが『俺のやりたい事』でもあるしさぁ。

しかし・・・迷って、見つけて、何となく確信めいて、それがもっと見えて。って感じで来てるから、やっぱ『迷う』って大事だよねぇ。

迷え。迷っちまえ(笑)。
迷わないと見つからないんだ、きっと。

人のためって、強いですね

強いよ。自分のために頑張っても限界があるでしょ。
20代で、ガツガツ仕事をして、お金を生み出す仕組みを作って、50,60で引退して。って憧れたりするじゃない?。俺も想像したの。
だけどね、本当に面白いかなぁ?って。よく考えたら・・・
俺、意外と仕事が好きだよなぁ。って。
相談乗るのも、その人の為にアイデア出すのも好きだから、『仕事』って言われると・・・「うーん。どうかな?」みたいな感覚も大きい位なんだよね。
確かに「これをどう表現しようか?」とか、「この企画を更に深掘りすると…」とかいう『産みの苦しみ』はあるんだが、やっぱそういうのが『好き』だから、たまに『遊んでんじゃないか?』って思うんだ。自分で(笑)

はたからみたら仕事でしょうけどね。

はたからみたら、そうかもしれないよなぁ。っていうか、一応『仕事の自覚』はあるってば(笑)。でね・・引退だの何だのって事を天秤に乗せると・・・「これを辞める理由もねぇな」って思うんだよね。だって面白いし楽しいしあちこちいけるし(笑)
昔「仕事を引退してどうしたいか?」を想定した時、「あちこち行きたい」って思ってたんだよね。・・・今、あちこちいってるしなぁ。引退する理由無いよなぁ(笑)
だから、『引退後にやりたいこと』を仕事してしまえば良いんじゃないか?と(笑)。
例えばアンコールワット見に行きたいなら、定期的にアンコールワットに行く。とか住み込む。とか仕事にしちゃえばいいじゃんって思うんだよ(笑)
でもさ・・一生社会と関わり続けて、お金をいただいてって幸せじゃない??。
俺はマグロなんで、動きを止めることが出来ないからこそ、死ぬまでそういう風にやってくぐらいの覚悟を自分で持ってた方が良いと思ってね。
だから俺、求めてくれる人さえ居るならば、死ぬまで仕事しようと決めたの。
引退は無いな。位の気持ちで居るんだよね(笑)。
でも、そのためには『誰かから求められる自分でありつづける』って大事だよなって思うんだ。そのためにも・・もっと自分を磨かないとねぇ。

では、毎回なのですが、みなさんに色紙を書いてもらっているので、是非お願いします。

これは、どういった気持ちを込めて?
今まで、そして現在自分に起こってることの全ては必然で・・・
無駄な事なんて一個もないんだよ。ってこと。

これを常に意識?

うん。別に意識してるってほどの事ではないけど
ちゃんと受け止めてるし、総て認めるようにしてるよ。
だって必要の無いことは起こらないからね。
過去を変えられますか?て、言われても、変えられないし、
現在の幸せも、あの時の不幸や苦労があったから成立してるワケじゃない?。
で・・今こうやって話してる時間ってぇのも、どんどん過去になっていくよね?。
総てが必然によって支えられ、満たされてるから成立してんのよ。
インタビューしてる現場にトラックが飛び込んで来たら・・・どうなる?。
そうならないのは、『今後の必然』のために、現在が成立してるって事でしょ?。
だからこの一瞬一瞬に『感謝の気持ち』を持ったりだとか・・・今持たされてる『自分に与えられたもの』を自覚、認め、感謝して行こうぜ!って事でもあるんだ。

ありがとうございます!これを百枚のうちの1枚として大切にします!

いえいえ。お恥ずかしいですが、何かの足しになれば(笑)


ママチャリで日本一周している経営者
■Profile:
2007年から毎年分割でママチャリで日本一周を目指す。ほぼ一周を終えつつ、まだまだ走り続ける口実をつくるべく、寄り道企画(四国八十八ヶ所編)を2017年から開始。人に「場を与え、繋げ、拡げる」を基本軸に、法人複数社の経営と一般社団法人1団体の理事として活動中。
PAGE TOP