1人目 木下優さん:株式会社エコレグループ

会社名:株式会社エコレグループ
URL:http://ameblo.jp/ecoregroup/
公開日:2009年12月13日

記念すべき第一回目のママチャリ社長旅インタビューです。
なにぶん、人にインタビューなんてしたことが無いので、
初めてですが、色々と大目に見ていただける木下社長に白羽の矢を立てました。
至らぬ点も多々あるかと思いますが、どうぞ宜しくお願いします。

よろしく!

では一番最初の質問となります。
現在自分は29歳です。こうしてママチャリで走ってるのん気な29歳なのですが、
木下さんが29歳の時は何をされていましたか?

今の基盤作りだね。インターネットで集客するという原型。
指針が決まってそこに向かおうとしていたところだね。

29歳。最後の日。
30歳に切り替わる瞬間はどんな思いで、何をしてましたか?

正直、覚えていない(笑)
変わるぞ!という印象が全く無い。
20歳の時は覚えてるよ。

なんですか?

19歳から、20歳になる瞬間。裏ビデオ配達してる時だったね(笑)
昔は、如何わしいことばかりしてました(笑)

これ書いても大丈夫ですか?

いいよ(笑)

では現在、「株式会社エコレグループ」の代表として。
そもそもどうして独立を目指そうとされたのか、きっかけなど教えて下さい。

若い頃はビジネスや独立というものに全く興味がありませんでした。
高校生まではバスケ部で部活漬け。バスケ部を引退後はサーフィン三昧。
最低限生活ができて、好きなときにサーフィンにいけるライフスタイルを夢見ていました。
昼はサーフィン。夕方は少しだけ大学。夜は適当にバイト。
夜中は毎日居酒屋で飲むという典型的なダメ学生でした。

ビジネスには無縁だったんすね(笑)

はい(笑)
ただ、大学3年生の頃、友人からある青年実業家を紹介され、それが人生を変える出会いになりました。
その方の経済力はもちろん、考え方や哲学、実績、振る舞い、
また自分が疑問に思っていることを一言で解決してくれる説得力。
全てが衝撃的でした。

その人に付いて仕事をしながらビジネスを学ぶ事が楽しくなり、
大学は早期卒業をすることになりました(笑)

卒業というより、、、辞めたんですね(笑)
それでは20代の頃。うまくいった成功体験など教えてください。

いや、正直ない。本当に。失敗ばかりだった。
ビジネスの種類は山ほど経験してきた。
経験にはなったけど成功はしていない。
「失敗」という言葉を、「そのビジネスで成果が出ていないこと」と言うのなら、
収益という部分では成果は出なかったよね。
強いて言うなら、失敗した数々のことが20代の成功だったと思う。
本当に成果は出なかったよ。

20代。夢や目標はもってましたか?

前半の頃は何もしなくてもサーフィン。好きなことをやりたいなぁと思ってたよ。
20代後半から、自分の使命を楽しみながらまっとうしていきたい。
自分の長所を社会に貢献できるようにしたい。って思ってます。

どうしてそう変化したんですか?

結局、何もしなくても家にいるのがつまらない。というのがわかったんだよね。
webのビジネスに出会って、零細企業が成長しているのを見ている方がよっぽど面白いな。と感じるようになったんだよね。

それでは20代の頃に経験した最大の失敗と思える事は?

20代で、ある会社の役員の時に、医療ミスで植物人間になった子供の母親がその裁判で勝ち取った4000万円のお金を自分を通して会社に投資してもらいました。
すると、社長がお金を持って夜逃げ。
自分を含め15人近くの自己破産者をつくってしまった。
これが最大の失敗。苦しい経験だったかな。

当時、相当大変でしたよね?

大変だったねー。取立てとかもあったし。
電気とかも止められたり。
家に帰ったら奥さんがストレスで白目向いて倒れてた時は驚いた。
それも毎日倒れて。
子供が生まれたばかりの時期だったしね。
それに弁護の段取りをしたり、夜逃げした社長を探してたりしたよね。

理念がないお金儲けは崩壊する。
心が曲がった人間と組んでも上手くいかない。

教訓になったよ。

よく現在に至ってますよね?
怒りでおかしくなりそうですけど。。。

そりゃはじめは怒りの方が多かったよ(笑)
ただ、あの大失敗があるから今、もがきながら前に進めてるし。
現在(いま)があるのは、あの出来事があったから。
大切な転機だったんだな。と思えるようになったんだよね。

ちなみに夜逃げされたのは何歳の時ですか?

27歳の時(笑)

27歳で。ですか。。すさまじいですね。。

ただ、こういった経験がなかったら障害者の人と深く関わりあう事は無かったと思う。
どんなに頑張っても希望が見えない境遇、状態、環境の人がいるんだな。ってわかった。
先日、売上の一部を支援活動にまわすため、視察に行ったフィリピンのスモーキーマウンテンもそう。
自分なんて、自分次第でなんとでも這い上がってこれる。
本当の弱者な人は希望を見出せない状態。
希望がないというのが一番の問題。
そういうのを目の当たりにして、自分の状態はまだまだ。と思えたよね。

では、何か今後やっていきたいことや伝えたい事などはありますか。

変えたいな。って思うのは、成功してから支援、貢献しようという流れがあるけど、
今、自分が出来る範囲で取り組む事がおおきなうねりになるわけでさぁ。
そういうのをやっていきたいよね。

貴重なお時間、ありがとうございました。

この「ママチャリ社長のインタビュー旅」は今後、多くの人に読んでもらえると思っています。
いや、読んでもらえるようにしていきたいと思います。
そこで、未来を担う若い子に。ちょっと元気のない大人に。
勇気・元気・やる気・無邪気・本気がステキな未来へと繋がるように、こちらの色紙に伝えたいメッセージや言葉。
イラストでも構いません。何か書いてもらえると嬉しいです。

本日はどうもありがとうございました。