6人目 青山華子さん:有限会社らーにんぐぽけっと

会社名:有限会社らーにんぐぽけっと
URL:http://ameblo.jp/aoyamahanako/
公開日:2010年01月10日


今回の旅は有限会社らーにんぐぽけっとの青山 華子さんです!

みなさんに必ず最初に聞いていることから。
29歳の時は何をされていたでしょうか?

一番覚えてるのは、人生のリセットをしたな、という印象ですね。
20代ってプライベートでも仕事でも色々あって、転職も多かったし、恋愛の遍歴も多かったんですよ(笑)
遍歴が多かったって言うと勘違いされるかもしれないですが、当たりの人もいればダメンズみたいな人にもあって。
ストーカーみたいな人に何年もつきまとわられるようなこともありましたし。
色々と大変だったんです。
20代、仕事とプライベート、どちらからお話すればいいでしょうか?

ではまずお仕事のことからお願いします。

20代はすごく自分探しをした年でした。
よくある自分探しですよね(笑)海外にもフラフラしたり、転職もいっぱいしました。
会社員でありながらも土日も派遣とかのアルバイトの仕事をしたりして、色んな仕事を試してみた時でした。
とにかく仕事を沢山しました。
平社員から取締役まで全てを経験もしましたね。
社長は30代になってからなんですけど。

どういったお仕事をされてきたんですか?

最初は留学とか海外旅行の手配をしたり、英会話スクールの先生と生徒のマッチングのサポートをする営業カウンセリングみたいな仕事をしてました。
それは1年くらいで辞めちゃって、その後はマーケティングの会社に行ったりと、10社以上は会社を変わってますね。会社員でもありながら土日も何かやったりとか、休みだけテレアポの仕事を手伝ったりとか。イベントの仕事を手伝ったりとかもしていました。
早いものだと3ヶ月で辞めた仕事とかも。
25歳くらいの時には、自分としては一番あってる仕事だな。っていう不動産の営業についたりもしました。
飽きっぽい性格なんですよね。
20代で引越しを15回くらいしましたね(笑)

すごいですね(笑)

飽きっぽいのと、私の場合は、最初はバカみたいに何でも一生懸命やっちゃうんですけど、ある程度できるようになると、つまらなくなってしまうんです。
最初は、泊り込んでもやる。みたいに凄くはまっちゃうんですけど。
「そういう人は起業に向いているんですよ。」って後から言われましたけど。
ただ、本当は転職しすぎるのってよくないんですよね。
履歴書上も何がなんだかわかんなくなって。
嘘をついているわけじゃないんですけど、「健康保険の履歴と合いません。」とか言われたこともあって。

転職活動にはもの凄く力を入れられていたんですか?

最初は大学を出て普通に就職活動をしてはいたんですけど、その後はあまりちゃんとした転職活動をしてませんでした。
たまたまゴルフ場で知り合った社長さんの会社に行ったりとか。
募集してないんだけど、「わたし、この会社に入りたいんです。」とか言って。
履歴書も何にも書かないまま、ご縁だけで入ったりしたこともありました(笑)

じゃあ3ヶ月間で仕事を辞められたときも、間が空いたりはしなかったんですか?

あまり空いてないですね。
なんとなく仕事は、ご縁があって、ありましたね。
最初は派遣だったけど、途中で社員になったのもありましたし。
そんな感じで色々とやりましたね。

20代で自分探しをされて、何か見つかった事とかありました?

それが、全然見つからないの(笑)
結局、外を探しても見つからないんだな。と思ったのと、結局「私、なんでもいいのかな」っていう気もして。なんでもいいというのは、どんな会社でもいい。というわけではなく、この職種というのにこだわってるわけじゃなくて、きっと自分のライフスタイルとか、社長の考えとか、そういうやりがいとかが合えば、別に営業でも制作でもなんでもできちゃうな。って。
「職」っていうのに当てはめようとしてたんだけど、なんか色々とやってみたらどうも違うみたい。
海外でも仕事をしたし、相当やったんだけど、それに10年かかって気づいたんです。

自分探しする際に何かしら夢や目標みたいなものってありました?

目標と言えば、どんな時代になってもどんな場所でも生きていける自分になろう。っていう自立心みたいなのはありました。サバイバル能力みたいなのを高めたいなぁというのはありましたね。
なので、決まりきった目標みたいなものは何もなかったです。
ただ単に働く事が好きだったのと、どんな事になるかわからないから、サバイバル能力を高めておこう。というそれだけです。
昔からの夢が「安定しないこと」なんです。
飽きっぽいので、ずっと同じところにすんで、同じ事を一生やる。
っていうのはダメなんですよ。
できるだけ色んなところに住んで、色んな事を経験したいな。っていうのは小さい時から思ってました。
人生の後半は放浪の旅とかもいいな。って思ってますし。
そういう意味で、サバイバルな術を身につけて、歳をとってもどこでも体一つで生きていけるように、体を鍛えなきゃとか。食べられる薬草とかを見分けれるように勉強しなきゃとか(笑)

色んな仕事をやられてきて、大失敗したなぁ。とか挫折感を味わった経験とかありますか?

仕事での失敗はね。あんまり無いかな。
小さい頃から挫折がいっぱいなので、ちょっとぐらい失敗しても覚えてないんですよね。
ただ、上司のプライドを潰しちゃったりとか。そういう失敗みたいなことはあるかなぁ。
早くから昇進して男性の部下が多くなったんですけど、誰も私の言う事をきかなかったり、
「女が上司になるのっていやだよなぁ。」
「上司にするなら○○部長みたいなカッコいい男がいいよなぁ」
とか、嫌味を言われたり、注意をしても逆切れをされたり。
とにかく、相当嫌がらせもされました。
男の嫉妬の方が怖いんだなぁ。と

確かに。仕事においては嫉妬を感じる男性も多いかもしれないですね。

そういう苦労はしましたけど、失敗かどうかはわからないなぁ。
男性が付いて来る為には、色々と工夫しないとダメなんだなぁ。とわかりましたよね。
女性と男性の動いてもらうポイントとかも違うし、話し方や態度にしろ、指示の仕方にしろ、相当、気を配らないと人は「やって」って言った事さえもやってくれないんだなぁ。と。
仕事は自分ができるだけじゃ人はついてこない。
なので、結構マネージメントの本を読んだり、先輩に聞きに言ったりとか、気を使ったり、お土産をあげたりとか、色々とやりましたね。
そういう意味ではミスはしていないんだけど、男性のプライドを傷つけて失敗したなぁ。こんな風に言えばよかったなぁ。という反省点はいっぱいあります。

女性ならではかもしれないですね。

仕事ができればいい。と思っていたんですよ。その時はね。若いし。
その時は結構悩みました。
私、マネージャーの資格ないから平に降格させてください。って言った事もある。
女ってだけで、越えられない壁があるんだなぁ。と思ったりもしました。

では、プライベートのお話に切り替えたいと思います。
色々とあったとのことですが。。

はっきり言って、あまりにありすぎちゃってあんまり覚えてないんですけどね。
一番大きいのは、28歳か29歳位の時にね。桑原さんじゃないですけど、貯金の残金が715円だったんです。
その時はね、家もなく、仕事もなく、彼氏もなく、友達もなく、健康もなく、何も無し。そんな状況でした。

715円ですか?

26歳、27歳位の時は、仕事が凄いノッテて、しかも10歳くらいの年上の人と結婚しようと思って、先にマンションを買っちゃってたんですよ。
その時、私の目標みたいなのが1つあったんです。
「20代のうちに自力で自分の住むところを確保しておこう」と。
家さえあれば、その先、なんとか生きていけるんじゃないかな。という、あま~い考えがあったので。。。
今の時代とは違って、その頃はバブルがはじけた後に、不動産バブルがやってきていたので、不動産自体が今と違ってもの凄く活況だったんです。なので、頑張れば頑張るほど売れたんです。
動く金額ももの凄く大きくて、最低でも数億とか。
ただ、めちゃくちゃ忙しくて、下手するとモデルルームに泊まりこみで、一ヶ月に一日しか帰れないような日とかもあったので、食費以外、使うところがないんですよ。
普通預金にどんどんお金が溜まる一方で。
これはもうマンションでも買おうかなぁって感じで。
それで20代のうちにマンションを買ったんですね。
あとは結婚さえすれば安泰だって思ってて。
ところが上手くいかなかったんです。
実は、結婚一週間前くらいに婚約破棄をしまして。

一週間前ですか?

まぁ私の方が嫌になってというか。
10歳年上の相手だったんですけど、結婚が決まって、一緒に住み始めて、だんだんと周りが固まってきたら、本性というか。大分変わってきて。
家庭に押し込めようとする感じになってきちゃって。
しかももの凄いマザコンだったんですよ。
それに当時やってた不動産の仕事って、みんなが休んでるような時に仕事をするのが当たり前で、彼と休みが合わなくて、それを「おかしい。」とか怪しまれて。
さらにいつも楽しそうに会社に行くのをなんだか勝手に浮気してんじゃないのか、とか疑われだして。
そういうことが続いたってのもあって。
なんかもうダメだなぁ。と思って。

残金が715円になったのは何か関係があったんですか??

結婚が決まる前から、相手方の親にあまり良く思われてなかったみたいで、婚約破棄を勝手にして、息子の人生に傷をつけた!と、もの凄い怒っちゃって。
気がつくと、勝手に私に、複数の男の人がいて、浮気をしているんだから、そっちが原因なんだ!と、言いがかりをつけられて訴えられたんですよ。
それで、知らない間に探偵もつけられてて。

凄いですね。。

しかもその証拠っていうのが、上手いことできてるんです。
仕事で遅くなった時に男性の上司とかに車で順番に送ってもらったりすると、最後は二人っきりなんですけど、その、車から降りる瞬間のショットだけを撮ってみたり。
そんな証拠写真みたいなものを沢山撮られて、それだけを見ると、どうやったらこんなに上手く撮れるんだろう?って言うくらい、色んな証拠を作られちゃったんです。

こじつけですよね。。

事実無根なのに、このままいくと本当にやばい。みたいな状況になっちゃって。
それでお互い、証拠合戦みたいになっちゃって。
そのまま2年くらいかかって、途中で彼がちょっとおかしくなって、ストーカーみたいなことをされて、会社とかにも嫌がらせをされて。
それで家を転々としたり、友達の家にかくまってもらったり。
住民票からも足がつくので、全然関係ないところに住民票を写したり。
好きだった仕事もあまりにゴタゴタしすぎちゃって、辞めざるを得ない状況になってしまって。
気がついたらお金も無いし、貯金もいっぱいあったのに、残高715円しかなくて。
そういう状況だから友達とも接する事が出来なかったんです。
親にも迷惑をかけるからと思って連絡せず、凄い孤独で。。。
しかもある日、倒れちゃったんですよ。
電車の中で。
そういえば、気がついたら、生理が1年半止まってて。
ホルモンバランスも全部狂ってて、体温も35度から上がらなくなる低体温症みたいになって。
とにかく本気でやばかった。
それが28歳か29歳位だったんですけど、ある日、プツーンって全部切れちゃて。
急に何もやる気がなくなっちゃったんです。
あたし何してるんだろう?
あんなに色々頑張ってたのにいつの間にか何も無くなっちゃってるし。って。

買っていたマンションはどうされたんですか?

最後、和解書にサインして全部譲っちゃったんですよ。
そこでマンションを売ったりだとか、持分を分けるとかすると、またやり取りが発生するじゃないですか。
めんどくさいですし、最後は暴力沙汰にもなって、警察も呼んで大変なことになっていたから、ほとんど何も持ち出さず。
その辺にある服とバッグだけをもって、逃げるように家を出ちゃったんです。
なので、そのときに持ってた20代の思い出の品とか、一切無いんです。
本当に何もなくなっちゃったなぁ。って思うと、急に無気力になっちゃったんですよね。
それが29歳の前半の頃かな。

どん底な29歳だったんですね。。

29歳。希望も何も全然なかったです。
私の20代は終わったな。って。
その時「まだ若いんだから次があるよー」とか、「これからも色々あるんだし」とか。「やり直しは何度でもできるし。お金なんてまた稼げばいいんだし。」とか色々と慰めで言われるじゃないですか。
でもそれね。そうなんだけど、そこまでいっちゃうとね。
全然心に響かなくて。
今なら同じ事を言うかもしれないんだけど。
それって、頑張ってない人だったらそうかもしれないけど、私、相当頑張ってきたんですよ。
恋愛も凄いエネルギー使ったし。
仕事も相当やったし。
エネルギーを相当使ったから、これ以上どう頑張ればいいの?って感じで。
全然響かなくなっちゃって。
だから29歳の時って、もの凄く暗かったんですよ。
ただ、人間おもしろいもので、物を食べれないのが3日位続くと、お腹が空いてくる。
3日位眠れなくっても、知らない間に眠れるようになる。
なんとなーく、2,3ヶ月過ぎた頃に、昔好きだったスペインにまた行ってみようかなーっと思って。
有給全部とGWを足して、スペインに20日位行って、割と元気になったんです。
「もう結婚とかはしなくても、楽しくサバイバルに生きていけばいっか。」
「お金もそんなにいっぱいいらないし。」
って思うようになって、そこで欲が全部無くなっちゃって。
それまで結構色んなものが欲しかったのが、あんまり欲しくなくなったんですよね。
スペインから帰ってきてから、急に元気になって、一ヶ月位してからかなぁ。
職場の仕事の延長線上で飲み会があって、関連会社で働いてた今の主人と出会って。
そしたら1日で意気投合しちゃって。
笑われるかもしれないですけど、出会って2週間後に籍を入れちゃったんですよ(笑)

はや!!!

はやいでしょ?(笑)
それが29歳の後半くらいかなぁ。
「手放すと新しいものが来る。」って言うけど、そういう事なのかなぁ。って。

そこからステップアップされていったんですか?

そうですね。29歳から急に色々な流れが変わりました。
最初の頃は誰かが作った価値観とか、自分に合わない事に自分を当てはめるところがあって、無理してた時があったんだと思うんだけど、色々と無くしてから一回リセットした後に、
「あぁ、私は本当はこういうのが欲しかったんだ。」
っていうのが、素直に見えたって感じですね。
なんかそこまでいっちゃうと、あんまり怖いものもなくなるので、この先何かあってもまたあそこに戻るだけかなぁ。っていう感じ。
強くなった。
そして、思い切りがよくなったと思います。
起業したのはその1年くらい後かな。
30歳位だったと思います。

起業願望とかはあったんですか?

もともとどうしても起業したいっていうわけじゃなかったんですけど、会社員じゃ限界があるなぁ。と。
自由に生きたいなぁというのもあったし。
自分の好きに生きたいなぁ。という思いが強くなった。
小さい頃から独立を目指していたとか、ビジョンとかは全然ないんですよ。
それに、当時いた会社が傾きかけていて、転職するのか自分でやるのかって考えた時に、どうしても行きたい会社とかも無かったですし。
まぁやってみるか。って感じですかね。

それまで独立に向けての勉強とかは?

全くしてないです。
ただ、自分の経歴を書き出してみると、たまたま20代のときからアルバイトを含めてやってきた仕事のほとんど全ての会社が新規事業の立上げの部署か、新しい子会社設立とかであったり。
とにかく全くのゼロから何かを立ち上げて、サービスを始める。
っていうところばかり行ってたんです。たまたまね。
だからきっとゼロから何をやればいいのか。というのを経験してたんですよね。

なるほど。実体験で自然と身についていたんですね。

会社員の時に教えてもらったことが大きかったかな。
普通の会社にいたら結構、歯車的なことしかわからないけど、営業も制作も、管理部門もいたし。接客も。
しかもバイトの下っ端からそこそこの管理職までやったので、なんとなーく流れがわかるじゃないですか。
だからちゃんと勉強しなくっても
「あ、これはあの時のあれを応用すればいいのか。」
という型はあったんですよね。

では、独立されてからは結構勉強とかもされたんですか?

独立する前にちょっと勉強したかな。
塾とか行ったんだけど、思ったほどは役に立ちませんでした。
もちろん勉強にはなったんだけれど、ビジネスって絶対計画通りにはいかないし、やってみないとわからないところがあるので。
どこまでいってもこれでOKということもないから、実践で勉強していくしかないなあと思いました。

20代の人に、こうした方がいいよ!というアドバイスとかあれば是非。

どんなことも、いつ、どこで役にたつかわからないので、「こんなの俺の仕事じゃない」とか、「こんなつまらない仕事」とかって思っても、それって凄く大切なことだったりするし、実はその先に何かが待ってることがある。
いきなり、いいとこ取りして、ここしかやりたくない。ではなく、なんでも経験しておいた方がいいと思います。
しかも受身じゃなくってその中で楽しむ姿勢。
その姿勢がないと、キレイな仕事だけが楽しくって、他の仕事つまんない。みたいになっちゃうから、暗い時代の中でも楽しめる姿勢があるといいかなぁ。っと思います。
20代のうちに小さくまとまろうとすると、絶対に後で後悔すると思う。
いろんなことが許される時にちょっと冒険してみてもいいんじゃないかな。
自分が苦手とか、食わず嫌いをしている中に、凄く才能を活かせることがあるかもしれないので、チャンスがあればなんでもやってみた方がいい。
割とみんな、自分のコンフォートゾーンから出ないで、気の合う仲間とストレスなく、ここでいれればいいや、みたいな人が多いじゃないですか。
でもそれだと成長が無いので。
幅を広げるのを努力してやっておいたほうが、人間として大きくなるかな。

コンフォートゾーン。。前回の中村隊長のインタビューでも全く同じ事を言われていたので、今、ビックリしています。

本当ですか。すごく大切だと思うんですよね。
そうしないと、自分の限界値がどんどん小さくなっていく。
本当はやっていないことの中に、やれば凄い才能があるかもしれないじゃないですか。
気づいてないだけってことが結構あるのに、試して見る前に、私はここでいいや。みたいに、小さく固まっている人が多いじゃないですか。それって楽だから。
楽だと、この時代、生き抜くの大変なんですよね。
柔軟な時にはもっと色んな体験をしてみるのがいいと思います。

本当にそう思います。ただ、背中を押してくれる大人も少ないんじゃないかな。とは思います。

そうかもしれないですね。
一番簡単なのは、付き合う人を変えることです。
あんまりネガティブな人はできるだけ遠ざけて、「面白いんじゃない?」ってノセてくれるような人がいい。
居るだけ、なんかやらなきゃいけないんじゃないかな。って思うようにもなるし。
環境を変えたら一発です。
もし仕事がもの凄くできる人の集団に入ったら、やらざるをえないですもん。
女の人も男の人も、似たような人が集まる。
例えば、モテないならモテない集団から離れて、モテル人と友達にならないと彼氏とかもできないんですよ。
そうしないと負のオーラが渦巻いちゃって、どんどん自分が輝かなくなっちゃうんで。
それでいいや。って思っちゃうんですよね。
環境を変えるのは大切。

では20代の時に影響を受けた本は?

デール カーネギーの「道は開ける」と「人を動かす」
そして「スラムダンク」ですね。
スラムダンクは経営のバイブル的な事が数多く書かれてますよ。
「あきらめたら そこで試合終了」とかね。
あと、よーく見ると、チームの構成を会社員で一部署の役割って考えると、もの凄く人員配置が上手いんです。
それに安西監督が人の性格によってかける言葉を変えてるところとか。
ビジョンを掲げて方向性を合わせたりとか。
一つ一つが会社の経営やマネージメントに参考になりますよ。

では最後にみなさんに未来に残したい言葉や想いを書いてもらっています。

人の行く裏に道あり花の山

これは株式の言葉なんです。
とにかく、周りの人のことばかり気にしている日本で人と同じことばかりやっていてもつまらない。

もう何歳だからとか常識とかそんなことばかりにとらわれて、本当に自分のやりたいことを見ようとしない人が多いけど、せっかくの自分の人生だから、人がやらないことをやる勇気を持とう!
今いるコンフォートゾーンから出て、自分の殻を破ろう!
実は、人がやらないことにこそ価値があるのだ!と。
私はあまのじゃくなので、みんながやってるから・・・
というのが、あまり好きじゃないって言うのもありますけど。

実は、何かをやろうとするとき、表は扉が開いていなくても、裏口が開いていたりするんです。
そんな想いを込めて、この言葉を大事にしています。

今日はどうもありがとうございました。

同行サポーター(写真撮影協力):(イラストレーター/マンガ家)小林裕美子さん