18人目 渡邊あかねさん:株式会社Astana

渡邊あかねさん
会社名 株式会社Astana
URL http://ameblo.jp/asutana/
公開日 2010年03月15日

株式会社Astanaの渡邊あかねさんです!

それでは早速ですが、29歳のとき、ずばり何をしていましたか?

SEIYUっていう量販店ありますよね。
そこで接客サービスマネージャーをやっていました。
部下が四十何人かいて、そこでマネージメントと教育をしてました。
29歳は子供を生んだ歳でもあるんですよ。
一応30歳までに産もう!って思っていたので、29歳で子供を産んで、生後8週間の子供を預けて、また正社員でマネージャーとして復帰しました。

30歳に切り替わるときは、何か思い出はありますか?

ただ単に、嫌だなって(笑)

その時代の意気込みを聞かせてもらえますか?

私の時代っていうのは80年代に入社しているので、結婚したら辞める。25歳までに結婚していなかったら売れ残りのクリスマスケーキっていわれていた時代なんですね。
今そんなこと誰もいいませんけど、そういう時代だったんです。
でも、結婚しても子供を生んでもそのままバリバリ働くキャリアウーマンでいられる、見本になりたい!っていうのがありました。

キャリアウーマンとしてバリバリ頑張ってたんですね。

自分が尊敬している人物が父なんですが、父から
「これからは女性も自立する時代だ」
と言われて育ってきたので、女性も男性と同じように出世してお給料をとれるような女性にならなきゃいけないと思ってやってきたんです。

お父さんはちなみに何をされていたんですか?

普通のサラリーマンです。
ただ、自分が起業してから気づいたのですが、自分の父はサラリーマンに向いてない、って思いました。物事をハッキリ言いますし、とても頭がいいですし。
この前不思議に思って、
「父こそが起業家にむいているのになんでやらなかったんだろう」
って母に聞いたんです。
そしたら、本当はやりたかったけれど、私と妹を育てるためにと、家のローンのために安定した収入が必要で、サラリーマンを選択したと、数ヶ月前に聞きました。
父はサラリーマンに絶対向いてなかった。
私も向いてない。20年以上やりましたけどね。

どういうところが、向いてないと思うんですか?

バカなボスの下で働くのが嫌なんですよ。
はっきり物を言うからおじさんには嫌われちゃうし。
起業したきっかけも、会社をクビになったこと。もちろん何も悪いことしていないんですよ、私は。以前、エステの会社にいた時に社長の愛人の陰謀で、突然会社クビになって。

「お前もう帰れ。今日から来んでええわ。」

って、突然言われて。別にその愛人と社長をとりあってたわけじゃなくて、愛人が会社のお金を好き放題使っていたので、それを上司に言ったら、彼女が怒られて。。
怒られたからそれを社長に言って、それで社長が翌日、私をクビにしたんです。
もちろんその会社は、その後、倒産しました。

ドラマみたいですね。

だから、こんな社長の下で働くのは嫌だなって思って。
どうしようもない上司が上にくることってあるじゃないですか。
でも、SEIYUのような大きな会社に居る時って2年サイクルくらいで転勤していくので、ちょっと我慢すればいなくなるからと思えば、ガマンも出来るけど、中小になるとそうはいかないんですよね。

クビになったときはどうされたんですか?

クビになったときにもう、会社員は辞めようと思ったんです。
子供を扶養していたので、サラリーマンをやっていたほうが安定収入もあっていいんですけど、もうやっていられないと思って。
でも起業の仕方を知らなかったものですから、本屋でそういう本を探しにいったら、たまたま、トレンダーズ株式会社の、経沢香保子さんの「自分の会社をつくるということ」という本が目にとまりました。
それを買って女性起業塾を知って、女性起業塾にいくんですよ。

それは何年くらい前ですか?

多分、5~6年前じゃないですかね。

それまでは、起業しようっていう意思はまったくなかったんですか?

全然なかったですね。
サラリーマンが好きだったし、子供を守っていくには、それしかないと思っていたので。

起業は突発的だったんですね

そうです。本当に思いつき。
トレンダーズへいったら、その当時、今はやってないですけど人材紹介をやってたんです。女性社長、女性管理職に特化した人材紹介を。
女性管理職をやってくれる人を探してる会社があるので、そこへ行かない?って言われました。
でも私、起業したいから、ここへ来たんです!って言ったら、そこでは新規事業立ち上げをやってくれる人を探しているので、起業の勉強にもなりますよ。と言われて、またサラリーマン生活に戻ってしまうんですよ。
行ったのですが、でもそこのグループ会社のトップが、私が
「起業したいんです!」
と面接で言ったら、
「そのときは応援するよ」
って言って下さったので入社を決意しました。
中小の経営者があつまる経営塾に入れてくれたり、起業の時はアドバイスをくれたり、本当に色々と助けてもらったので感謝しています。
最終的にはそこを退職し、2ヶ月で会社を立ち上げました。かなり無謀な感じですが、、、。

スピードが速いですね!

思い立ったら先に行動してしまうので、あんまり計画的ではないかもしれないですけど、とりあえずなんとかなってます。
もともと、エステで起業しようと?
起業しようという気が、もともとなかったので、、、。
一番長いのは研修講師なんですよ。実は。
企業の研修っていうのは、社員が上司にいわれて渋々参加する人がほとんどなので、やってるこっちもモチベーション下がるんですよね。
逆にエステっていうのは基本的に綺麗になりたいとか、今より若くなりたいとか。プラス思考の人が来る場所なので、エステの資格も持っていたのでそっちの方がいいやと思って。
直接喜んで頂けるのが見えるし、お悩みを解決して差しあげる事で、お役立ちが出来る。それでエステがいいなと思って、エステを選びました。

10代20代の頃からエステをやられてたとかでは?

違いますね。美容部員は5年ほどやってましたけど。新宿の百貨店で。
それが美容の世界に入るきっかけになりました。
セゾングループがバブル崩壊後、傾いたので、景気のいい会社にいこうと思って、転職しました。
入社したのはファンケルですが、子供の、保育園の関係もあって、その後も職はいくつか変わります。

サラリーマンにまた戻ろうという気持ちは?

もう、戻れないですね。私。
最近、何をやりたいのかわからないけど起業したい!っていう子が結構いるのに驚きますね。
これが得意だから、これを活かして、というのはないけど、ただ起業したいとか。
若い子が起業をしたいって思う時代なんだなぁ、
時代は変わったなぁってちょっと思ったりします。

30歳になるときの誕生日は、誕生日会とかはなかったんですか?

三十路パーティーですか?三十路はねぇ、うーん。
あんまり記憶にないですね。
多分離婚しかかってる最中だったんで、そんな感じじゃなかったと思う(笑)

20代のとき、すごく失敗したなぁ、とか、分岐点だなって思うような経験って何かありますか?

失敗したなぁっていうのは、基本的にはないですね。
でも分岐点は最初の離婚の時かなぁ。

何歳くらいですか?

23歳。
その当時は一部上場の大企業にいたのですが、古臭いわけです体質が。
そういうところで、子供を産んで、また働くっていうのはすごくハンデなんですよね。
普通の会社みたいに一般職と総合職と分かれてないんです。
オール総合職みたいな感じではあるけど。
やっぱり、男性の方が先に昇格されてもらえたりとか。
結婚すると優先的に男性は扱われるのに、女性は結婚していると逆に、アテにされない。
他の部署へ配置されてしまうこともありました。
私も子供を産んでも働くつもりではいましたが、社員のまま時間短縮をするという制度を利用したら、やっぱり配置変えされてしまったんです。それで、

「返り咲いてやる!」

と思って。
それで、配置された売り場で頑張り、職場の改善提案のプレゼンで、全国大会で最優秀賞を受賞しました。
それからどんどんのぼり調子になってきました。
逆境に置かれて、かえって闘争心に火がついた。
そういうのはありますね。

昔から負けず嫌いなんですか?

つい最近、2週間くらい前に気がつきました。負けず嫌いっていう事に(笑)
娘がすごく負けず嫌いなので、それを見て、私に似てるなぁ。と思って娘に、
「ママも負けず嫌いだってことに、最近気がついたんだよね」
って言ったら、「今更気がついたの?」って笑われました。
でも気がつかなかったです、全然。

周りから言われたりしなかったんですか?

言われたことないなぁ。全然気がつかなかった。
そう思えば思い当たるふしがいっぱいありますけどね。

では、20代の頃、うまくいったな、成功したなっていう経験は?

成功したなっていうのは、私にとっては転職。
転職1つ1つが自分にとってステップアップで、成功だと思ってるんですね。
SEIYUの株価は私が入社したとき1400円ぐらいだったのに、バブル崩壊後は200円を切ってしまいました。こんな沈みかけた泥舟にいつまでものってたら沈没する。と思って、脱出した会社がファンケルだったんですよ。
私が入社した時はまだ上場前でしたが、店頭公開した後は、二部をとばして一気に一部上場してかけ上がった会社。ファンケルでは、凄くたくさんの事を学びました。
私が美容の道に入るきっかけを作った会社でもあります。
とてもいい会社で私も本当は辞めたくなかったんですよね。
ただ、保育園の問題があったので、百貨店は、早番、遅番とシフト制だし休みは平日。
子供の生活習慣がバラバラだと小学校に入ったとき困ると思って、土日祝日休みで9:30~17:30の会社に転職しました。
その後、保険会社に入社しました。トレーナー候補で。
でもトレーナーの前に最初は営業やってくれってと言われて。
そこで営業をやったのは、すごく自分にとってプラスになりました。
今まではある程度買う気のあるお客さんが、ご来店して下さるので、すごくクロージングしやすかった。
でも保険はもう、イメージからしてマイナスからの出発なので、それを契約にもっていくという仕事のおかげでプレゼン能力と営業力がすごくつきました。

今までの転職がすべてが全部プラスに?

そうですね、人との出会いもそうですけど、会社の出会いっていうのもそのとき必要があって、その会社とご縁があるんだなーと思っています

あとで振り返って、そうだったんだなぁ。って思ったわけですね。

そうですね、そのときはそれがやりたいな、と思ってわりと本能的に会社を選んで入社しているので。

20代の、若い人達や、元気のない大人の人へ向けて、何かアドバイスとかありますか?

私の生き方、あんまりおすすめできないですよね!

そうですか?

うーん、女子高だったんですけど、大学卒業して就職して結婚して退職して、子育てで専業主婦という子がすごく多いんですよ。
「いまどき専業主婦やってるなんて、どうかしてる。」
って、私は個人的に思ってるんですけど
ブログにもしょっちゅうそんなこと書いてるので、いつ批判のコメントかかれるかと思ってたら、全然書かれないんですけどね。

みなさん、共感してるんですね。

大抵、共感してくれてる働く女性がコメントを何件も書いてくれるので、専業主婦派はかけないのかもしれないですけど、そういう人は来ないんじゃないですか、私のブログ。

「生涯現役ブログ」

とか書いてあるから、生涯現役を目指していない人は来ないです、私のブログには。
やっぱり働くってすごく素晴らしいこと。
40過ぎた今でも歳より若くみえると思うし、若いと思ってるんですけど。
それは働いているからだと思う。
専業主婦の同級生なんかと比べると本当に全然違うって思ってるんですよね。
やっぱり、ずっと仕事をしてきたから、日々成長して、勉強して、色々な人との出会いがある。
出会いがあるから成長するし、刺激も受ける。新しいアイデアも生まれる。
だから常に忙しいです。私。
私はいつも元気だから元気ない人っていうのは、あまり理解できない。

理解できない?

そう、不平不満いっていても、何もよくならないし。
私なんか2回離婚しているし、親権とれなくて最初の旦那との間の子供はとられてしまったので、一緒にいないんですよ。
でも、他の同級生が大学卒業して就職して、結婚して、子供二人とか三人産んで、家でまったり過ごしてるのを見ても、なんで私はこんな人生送って?別に思わないですし。
刺激的な人生が楽しい。
ぼーっとした人生じゃつまらないし頭ぼけちゃうと思うんですよね。
感性のアンテナも錆びてしまうだろうし、そういう人生はやっぱり送りたくない。
毎日毎日、後悔しない人生を送りたいってすごく思っています。
もっと沢山大変な目にあった方っていらっしゃると思うんですけど、私のなかで自分が産んだ子との別れや会社を突然解雇になったことなど、苦難と思える事も全て成長するためのチャレンジを、神様から与えられたと思えば、それすら感謝っていう気持ちが沸く。

だから、元気がない人は、まずよく食べて!

本当に食べるっていうのはすごくパワーがいることで、パワーがない人ってやっぱり食欲ないと思うんです。
私なんか毎日毎日色々なものを食べたくて、食べたくて困ってるくらい。
おいしいもの大好きだし。
だから、よく食べて、色々な事に興味を持って、いつも好奇心を忘れないでいて欲しいなって思います。

刺激をずっと求める。だからこそ綺麗でいられるっていうのはすごく納得するし、すごく元気になりますね。

まず結婚して退職する。っていう図式は無しにしてほしい。
専業主婦、辞めて欲しいと思う。

そうなんですか?

うん、だからねそういう事を言うから余計結婚できないの。
今の男性って草食系の弱々しい男性が多いじゃないですか。
そういう人っていうのは、女性を背負いたくないんですよ。
だって専業主婦っていうことはその人の人生を背負うってことでしょ。
でも自立した女性だったら、お互いに新しい人生をやり直ししやすいでしょ。
でも専業主婦っていったら、すごく重たい荷物ですよね。
大人なのに1人で生きられないんだから。
それを考えたら僕一人でいたほうがいいって思うでしょ。
だから結婚したい女の子は絶対、専業主婦になるなんていっちゃいけないと思う。
私に任せて!とか、私が食べさせてあげる!ぐらいの女じゃなきゃいけないなって思います。

なるほど。
では今回、みなさんに色紙を書いていただいてます。

これはどういった想いで?

ようはやる気ですよね。
失敗したっていう人は成功するまでの途中の道をあきらめて途中でやめるから失敗になるんであって、成功するまでやり続ければ失敗はないわけじゃないですか。
だから「やれば出来る!」
私、実は嫌いな人がいるんです。
嫌いな人っていうのは、だれという訳ではなくて、どうでもいいことを思い悩んで結局行動しない人。
これをやるのには、あーしてこーしてやらなきゃいけなくて、もしこうなったらこうでこうで、とかって、いろんなこと悩んで悩んで、、、
起きてもいない事でずっと悩んで実行しない人。
やらないから出来ない人。
やってみてダメだったら別の道を探せばいいじゃないですか。
それをしないでやらない言い訳ばかりする人、好きではありません。
私の周りにはそういう人、ほとんどいません。
私はそういう人とあんまり仲良くしないようにしているので。
ぐずぐず言う人と一緒にいたら運気さがりますもん。
いつも明るく元気でよく食べるプラス思考人間でありたいし。
そのような人と仲良くしたいです。

ありがとうございました!


ママチャリで日本一周している経営者
■Profile:(2018年時点)
2007年から毎年分割でママチャリで日本一周を目指すこと11年目。ほぼ一周を終えつつ、まだまだ走り続ける口実をつくるべく、寄り道企画(四国八十八ヶ所編)を2017年から開始。人に「場を与え、繋げ、拡げる」を基本軸に、法人複数社の経営と一般社団法人1団体の理事として活動中。
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